最大の免疫器官は腸!!
腸は、人の生命維持に関わる最も大切な器官で、腸の粘膜の表面積は、全身の皮膚の約200倍ともいわれています。
(腸あ長いだけでなく、面積も大きいのですね(゚д゚)!)
腸は飲食物に含まれる栄養分を吸収すますが、細菌やウイルスはその感染を防ぐため吸収せずに便として排出しなけらばなりません。なので血液中を流れる感染リンパ球といわれる免疫細胞の多くが腸に集まっています。免疫細胞が腸の粘膜やひだに集まってパイエル版というリンパ組織を形成しています。また、人の体の全免疫システム全体の70%が腸に集中しているといわれています。
免疫細胞は働き者!!
1、腸内に入ってきたものを免疫細胞が認識
2、免疫細胞が腸内に入ってきたものを無害or有害を判断
3、無害ならば受け入れ、有害だったら免疫細胞が攻撃
なぜ、これほど多くの免疫システムが腸管に集まるの?
日々、口にする飲食物にも必ず多くの細菌やウイルスが含まれています。それらの有害物質は腸の粘膜から最も侵入しやすいといわれています。また、健康な人でも毎日3000~4000個発生するといわれている癌細胞が生じる場合もほとんどが腸内の粘膜からといわれています。
病原菌や有害菌などの外敵を素早く感知し、攻撃、排除するため免疫細胞が毎日24時間フルタイムで腸を守り続けています。
(愛おしいですよねー(*^。^*)
ズバリ!腸内の免疫と腸内細菌は密接な関係を持っています!!
腸内細菌はバランスが大事!!
ご存知のとおり、腸内細菌はとっても大事!
人の腸内には、約500種類~100兆個の細菌がいます。その細菌を「腸内細菌」といいます。腸内細菌の種類は大きく分けて3つ。良い働きをしてくれる善玉菌と、悪い働きをする悪玉菌。そして、腸内環境によって善にも悪にもなれる「日和見菌」の3種類。
健康な人の腸内環境は善玉菌と悪玉菌のバランスが上手に保たれています。小腸から大腸にかけてはこれらの腸内細菌がびっしりいて、まるでお花畑(フローラ)のようであることから、話題の「腸内フローラ」とも呼ばれています。
腸内フローラの中の細菌はさまざまな働きで人の健康に大きな影響を与えています。
どんな働き?
○善玉菌(乳酸菌やビフィズス菌など)
・免疫力を高める
・感染防御
・ビタミン合成
・消化吸収の援助
・腸管運動促進
善玉菌は、腸内を酸性にして、病原菌をたいじしたり免疫力を高めてくれます。また、たべものの消化・吸収を促進しビタミンを合成、腸内運動を促進する働きをします。
○悪玉菌(大腸菌、ウェルシェ菌、パクテロイデス、ユウバクテリウムなど)
・腸内腐敗
・毒素や発がん物質生産
・便、ガスの形成
悪玉菌は腸内をアルカリ性にし、腸内を腐敗、発がん性物質や毒素のある有害物質を作り出します。便、ガスをつくり、体の抵抗力を弱め、下痢や便秘を引き起こします。
日和見菌
食べ物や体調によって、善玉or悪玉のごちらにも傾きます。
例えば、バイテロイデスという菌はビタミンを合成したり、病原菌を防ぐという有用な働きを持つ反面、腸内の腐敗や発がん性物質の生産、腹部を膨張させるといった悪さもします。
○善玉菌が増えれば正常に体はきのうして、免疫力、整腸、消化吸収、美肌、エイジングといったかたちで元気に美しくいられます。
○悪玉菌が増れば、体の機能は低下します。便秘、風邪、あだ荒れ、アレルギー、癌、疲労感、口臭などあらゆるトラブルが発生します。