東洋医学の診察では、「望診」「聴診」「問診」「切診」とあり、これを「四診法」といいます。
○望診:皆さんが、家族や友達の顔色をみて具合が悪いのか、元気なのか判断するように視覚を通して病態をみます。また、舌診といって、舌の色や舌苔の状態を診るたりします。
○聴診:西洋医学でも聴診器はありますが、聴覚と臭覚で病態を診ます。
○問診:これは、西洋医学でもありますね。問いかけてと応答で病状を診ます。
○切診:指頭、指腹、手掌の触覚を通じて病態を診る方法
五音、五声は問診に当たります。
「五音」
病勢が進んだり、高熱を発するようになると、障害を受けた臓器により特徴的な発声をします。特徴を聞き分けることによって、障害を受けた臓器(五臓)を特定します。
聞き分けるだなんて難しいと思いますよね。でも、簡単にチェックできますから是非、お試しください。
五音は日本語の50音が言えれば誰にでも出来ます。
では、やってみましょう(^O^)/
ア行~ワ行まで早口言葉でそれぞれ3回繰り返してみて下さい。
「あいうえお♪あいうえお♪あいうえお♪」×3
「かきくけこ♪かきくけこ♪かきくけこ♪」×3
「さしすせそ♪さしすせそ♪さしすせそ♪」×3
「たちつてと♪たちつてと♪たちつてと♪」×3
「なにぬねの♪なにぬねの♪なにぬねの♪」×3
「はひふけほ♪はひふけほ♪はひふけほ♪」×3
「まみむめも♪まみむめも♪まみむめも♪」×3
「やゆよ♪やゆよ♪やゆよ♪」×3
「らりるれろ♪らりるれろ♪らりるれろ♪」×3
「わおん♪わおん♪わおん♪」×3
ふ~(-。-)終わりましたね。
皆さんは、どの行が言いにくいと感じましたか?
それぞれ言いにくい行で臓器の弱っている所が分かります。
ア行(喉音:こうおん)・・・胃が弱い(暴飲暴食、くよくよ悩む事に注意!)
カ行(牙音:がおん)・・・肝臓が弱い(アルコール、脂質、糖質、イライラ怒りっぽさに注意!)
サ行(歯音:しおん)・・・肺が弱い(泣くことを我慢しないでください!)
タ&ナ行(舌音:ぜつおん)・・・心臓が弱い(ドキドキ、不整脈)
ハ&マ行(唇音:しおん)・・・腎臓・膀胱(疲れ、冷え、筋を緩めさせないといけない時)
ヤ行・・・貧血(鉄の力がたりない)
ワ行・・・若返りの音(白血球を助ける)
※これらは判断基準の一つなので、これで全部を判断するわけではないです。心当たりがあるならば、注意しべし(^_^)/