前回、鉄だけでは貧血は良くならない!良質のたんぱく質も必要というお話でした。
実は、他にも鉄だけではダメ!シリーズがあります。
○鉄があっても、「銅」がないと貧血になる
肝臓で作られるセルロプラスミン(タンパク質)+肝臓になくてはならない銅
↓ 銅がないと鉄がタンパク質を渡せない
鉄にセルロプラスミンを渡す
↓ 銅が肝臓の背中を押してくれて、血液に行っておいで~♪としてくれる。
セルロプラスミン+鉄
↓
酸化
↓
ヘモグロビンになる(完成)\(^o^)/♪
なので、鉄と銅はチームで動いています。肝臓に鉄と銅がいなければなりません。
○鉄があっても、ビタミンB群がないと貧血になる
東洋医学では血液は腸で作られると考えられていますが、今回は、西洋医学で考えた見方で説明します。
西洋医学では、骨髄で血液は作られていると考えます。骨髄には赤血球ベビーが沢山いて成長をするところ。
赤ちゃんが育つには、葉酸とビタミンB12の2つが必要です。
ビタミンB12は、98%動物性に含まれています。
ビタミンB12の多い食べ物トップ10
1位 あまのり
2位 しじみ
3位 あげまき
4位 赤貝
5位 干しヤツメ
6位 すじこ
7位 牛レバー
8位 あさり
9位 ほっき貝
10位 いくら
その他、からすみ、ハマグリ、牡蠣、キャビア、たらこ、サンマ
これらを少し食べるだけですぐに1日の摂取量に到達します。ビタミンB12の含む食品をいわゆる1人分で十分たりますので、毎日の食卓に1回は、登場させてほしいです。
現代は、農薬、化学肥料などで土にミネラルがない(>_<)だから、昔のお野菜と比べて栄養不足。それを、食べる私達、栄養不足に決まってますよね。また、電子レンジも問題です。これは以前に熱ーく語りましたが・・・ネズミに電子レンジでチーンしたものだけを与え続けると死んでしまいます(;O;)温めた食べ物が見た目は変わりませんが、中身は別物になっています。
栄養不足の世の中ですから、もちろんサプリを愛用して頂いていいのですが、サプリの合成、遺伝子組み換えを使っている物が非常によに飛び交っています。サプリ選びは慎重に行ってください。
では、鉄の吸収を阻害するものを見た行きましょう(^O^)/
No.1は、なんといっても牛乳&乳製品に含まれる乳カルシウムとカゼインが阻害します。
その他、加工でんぷん、生の卵白、フィチン酸、リン酸、アルミ鍋、ステンレス鍋、低胃酸があります。
ここで、ポイントです。
○牛さんではなくヤギさんのミルクは、人間に似ているので、助けてくれます。他にも、魚と昆布も助けてくれます。
○フェリチン酸は、玄米やナッツに含まれていますが、どちらもメリットのある良き面が沢山ありますので、摂取して欲しいです。他でしっかり鉄をとり入れて下さい。
○リン酸(食品添加物)は、加工食品の裏を見ると・・・・あれも、これもとなんにでも入っていてよく目にします。
リン酸は、ミネラルを集めて外に排出してしまいます。ミネラルという事は、鉄も銅も出て行ってしまいます(;O;)
また、幸せホルモンを分泌する大事な役割を持っていますが・・・・人工的につくられたものは、似ているだけで偽物です。偽物は、残念ながら幸せホルモンを作りません(>_<)
○アルミ鍋、ステンレス鍋での調理は栄養分が溶け出すので茹でこぼすメニューはNGです。なので、スープで汁も頂くメニューがいいですね。
○低胃酸は、チェックして欲しいです。
沢山のお水を飲んでゲップがすぐに出るならばOKです。
でも、ゲップが出ない、匂いがするなどはNGです!!
では、鉄を助けてくれる物は何でしょう?
○ビタミンC
免疫を助けてくれる。レンコン、昆布、小豆、ひじき
○ビタミンA、βカロテン
鉄を維持してくれる。カボチャ、にんじんなど色の濃い緑黄色野菜
○タンパク質
これは、前回のブログのおさらいになります。
ヘモグロビン=ヘム(ヘム鉄)+グロビン(タンパク質)でしたね。
また、動物性と植物性があり吸収率を考えて自分の体にあった摂取のしかたが大事でしたね。
○鉄器の活用(鉄なべ、鉄玉、鉄瓶など)
これらを使う事で、鉄が溶け出して自然に摂取できますが、鉄はチームで摂るものでしたね。
何度も言いますが鉄だけでは、ダメです。
血中の鉄だけでなく、肝臓に貯蓄が必要。鉄器を使ってタンパク質やビタミンを摂取しましょう(*^▽^*)