水銀というとパッと思い浮かべるのが「水俣病」ですね。私も社会の時間に習っただけで、身近に水俣病を患っている人にお会いしたことは無くピンとこな感じでした。でも、水銀がアジアは水銀が最も多いといわれる地域ですし、日本はマグロの消費量も多い国です。決して他人ごとではないですよね。
また、子供たちの予防接種が水銀中毒を招くおそれだってあります。水銀について知って欲しいです。
水銀とは?
水銀は地殻を構成する成分です。土、空気、水すべてに微量含まれています。当然生物にも微量に存在していて人は3~4mg蓄積されています。
水銀には、3種類あって「金属水銀」「無機水銀」「有機水銀」があります。その有機水銀のひとつであり、水俣病やイラクの水銀中毒の原因でもあるメチル水銀は自然界においても、プランクトン→草食魚→肉食魚→哺乳動物といった食物連鎖により濃縮され、その結果、大型のマグロ、歯鯨、サメなどの中には比較的高濃度のメチル水銀が多く存在しています。
人が食品から摂取する水銀は魚介類からが最も多く、そのうちメチル水銀はほとんど100%腸管から吸収され、腎臓、肝臓、脳などの臓器に蓄積されます。
というのも、水銀は油溶性だから油で出来ている臓器に蓄積されます。
そして、蓄積された尿、糞便、頭髪などから排出されます。なおメチル水銀は脳・血液関門や胎盤などのバリアを通過して脳や胎児に移行します。
私達が、水銀を入れないように避けて欲しいことは、主に3つ。
○マグロ、サメなど大きい魚
マグロに関しては、厚生省から妊婦さんに制限がでています。それほど多くふくまれている証拠ですね。
○銀歯(アマルガム)
アマルガムは、唾液で溶け出し毛細血管を通って蓄積されます。
現在では、アマルガムを使う歯医者さんが少なくなってますが、まだ使っている所もありますし、10年以上前に治療した銀歯はアマルガム可能性が大きいです。詰め物がある方は、一度アマルガムを使用している歯があるか医師に聞いてみると良いです。
でも、知識の無い医師にアマルガムを撤去してもらうと、一気にアマルガムを吸収してしまう危険性もあるので、アマルガムの撤去は詳しい医師のいる歯科医院で行いましょう。
○予防接種
インフルエンザ、日本脳炎、3種混合、B型肝炎
良かれと思って受けている予防接種ですが、群馬大学病院の医師団がインフルエンザ予防接種は何の効果もない。する必要が無いと認めたのに、まだまだインフルエンザの予防接種をしてくださいという報道が多いのはなぜだろう。
この予防接種は、妊婦さんが水銀と接触する124倍もの量に値するそうです。
くすりは、後ろから読むと「リスク」ですね。副作用のことをちゃんと理解したうえで、受けるべきか、受けぬべきかを決めるといいと思います。