体は食べ物でできている!!
体に良きものを食べれば良き体になる。体に悪きものを食べれば悪き体になる。
この言葉で、勘違いして欲しくないのですが・・・・
食べたものの栄養がすべて吸収されるわけでは無いです!!
私達が食べたものは胃や腸で分解される。
↓
腸から血液にのって各細胞に運ばれる
↓
細胞に運ばれてはじめて栄養として作用できる
つまり、細胞に届いていなければ良きものを食べても栄養になっていないってことです。
腸が張る・便秘・下痢・胃もたれなどお腹にトラブルがある人は腸が喜んでいない人!
腸が喜んでいない人は、食べたものが全身に行き渡る前に下痢をするなど・・・何らかの理由で消化吸収に問題があって全身の細胞にとどいていない。
こういう人は、どんなに良い食材をしっかり食べたとしても栄養不足です(~_~;)
1.腸内環境が悪くなると栄養の吸収が悪くなって栄養不足
2.ほとんどのビタミンB群は、腸内細菌が作ってくれるけれど腸内環境が悪い人は、腸内細菌がうまくビタミンB群を作れない状態。その為ビタミンB群も不足してくる。
この場合、血液検査でビタミンB群に関わるところの数値が低くでる。数値が低い時は、便秘、下痢、胃腸のどこかが調子が悪いということ!
体に良いものを食べる前に腸が喜ぶことをすることが先!
腸が喜ぶ=良い便を出す(色、量、形、臭い、すっきり感)
<腸が喜ぶこと>
※①が7割大事!②③④が1割ずつと考えてください!
①腸を荒らすものをとらない!!
部屋の掃除と一緒で、不要な物を捨ててから必要なものを揃える!
腸があれていると栄養を吸収できない為、腸を荒らすものを取り除く事が、第一にすべきこと。
・精製糖質(白米、パン、麺、白砂糖)
・オメガ6(サラダ油、ショートニング、植物油脂、総菜、コンビニ、外食)
・アルコール
・加工食品(ハム、ソーセージ、総菜、冷凍食品、レトルト、外食、コンビニ)
・薬(特に、抗生物質)
これらを、好んで食べていませんか。どれも、腸に悪影響なものです。
〇「お米ならばいいよね。」
と、思いがちですが、白米を減らしたらニキビが治ったという例もあります。
〇オメガ6は炎症を招く油で有名ですね。価格も安価でカラッと揚るからよく使われています。オメガ6の割合が多い人は便秘、アトピー、鼻炎、アレルギーになります。
〇アルコールは、分かりやすくてきめんに腸をあらします。
〇加工食品は、添加物がたくさん使われているため腸が荒れます。加工食品は材料が良くてもあまりよい作用が起きません。
例えば、自炊したきんぴらごぼうを食べると良い便が出るのに、お惣菜で買ってきたきんぴらごぼうを食べても調子よく便が出ないなんて経験はないですか。
〇特に、抗生物質を使っている人は、悪い菌だけでなく、良い菌も殺してしまいます。薬が、良い菌も殺すという事は腸内を荒らしているってことです。
②食物繊維の摂取
食物繊維とは、胃腸で消化されずに大腸に届くという事。便のもとになり掃除屋さんです。
食物繊維は2種類あります。
・不溶性・・・根菜、豆類、キノコ類
・水溶性・・・果物、こんにゃく、海藻
それぞれ、役割がありどちらも必要。
不要性食物繊維:水溶性食物繊維=2:1
戦前の日本人は、食物繊維を1日25g~30g摂っていた
現代の日本人は、食物繊維を1日10gしか摂っていない
私達は、一人で生きているのではなく腸内細菌と共生しています。なので、食物繊維を食べるのは、自分の腸内細菌たちの食事を摂らせるために食べてあげる。
腸内細菌が食物繊維を食べると食物繊維が発酵して「短鎖脂肪酸」を作り出す。
短鎖脂肪酸は、腸内環境を良くし、腸に穴があかないようにバリア機能を高めます。
今は、便秘がひどい人。又は、精製食品などのとり過ぎで腸の壁が薄い、もろい人が食物繊維を摂ると調子が悪くなることが多いです。
代表的なものが「玄米」
玄米の食物繊維はキツイ!すごく腸内が悪い人が玄米を食べると調子が悪くなります。
これは、個人差があるので、自信で実験してみてください。
2週間ずつ玄米と白米を食べ比べてみて調子が良い方を食べましょう。
玄米で調子が悪くなるならば、③④を先に摂取して腸内環境を良くしてから玄米を試して下さい。
③発酵食品の摂取
食物繊維を発酵させて短鎖脂肪酸が作られます。なので、発酵食品は、より
短鎖脂肪酸を作り出すために食べます。
・納豆
・ぬか漬け
・チーズ
・ヨーグルト
・キムチ
今すでにカビが要る人が発酵食品を摂ると調子が悪くなります。
例えば、納豆を食べると調子が悪くなるという人は無理して納豆を食べない方がいいです。
こういう人は、体内のカビを退治してから発酵食品を摂りましょう。
カビのある人
・雨が降ると調子が悪くなる
・甘いもの、白米など糖質が止められない。1日3回食べないと気が済まないといった人は重度の糖質依存です。
・湿気のある所に行く調子が悪くなる
チーズ、ヨーグルトは「カゼイン」が入っていて、このカゼインがアレルギー症状のもとになっている日本人が多い。
2週間乳製品をやめてチェックしてみましょう。
アレルギー症状が、軽減するならば乳製品を控えた方がいいですね。
乳製品は、マグネシウムとカルシウムのバランスが悪いです。
マグネシウム:カルシウム=1:1
の割合で摂取するのが望ましいです。と、いうのもどちらかを摂り過ぎると他方の不足症状があらわれます。
牛乳1:11 ヨーグルト1:30 プロセスチーズ1:33
乳製品は、明らかにマグネシウム不足。
マグネシウム不足の症状は、目がピクピク、足がつる、片頭痛、生理痛、重度の肩コリ、かつ乳製品が好きな人は乳製品が原因でバランスを崩している。
キムチをお家で漬けている人は少ないと思います。スーパーのキムチは砂糖やぶどう糖果糖液糖が入っています。そうなると血糖値の急上昇が心配になります。
そのため、日本人は、味噌、醤油、ぬか漬け、納豆など日本の発酵食品が体に合っています。
④オリゴ糖の摂取
オリゴ糖は胃や腸に吸収されずに大腸に届きます。
つまり、吸収されないから血糖値が上げないで便を出してくれる!
・きな粉
・ゴボウ
・粉末オリゴ糖
液体のオリゴ糖は、砂糖が入っているのでNG。分夏のオリゴ糖はオリゴ糖そのものなので甘味がほとんどない。
腸内環境を整えるには、余計なものを取り除いて、体調が良くなるものを取り入れる。そして、腸内環境が整ってくると②③④を一緒に摂取することで腸内環境を良き状態で保つことが出来ます。