初めての断食は、好転反応が強く出ることは珍しくありません。好転反応を理解したうえで断食をはじめましょう。
好転反応
・退屈感
・眠気
・めまい、貧血
・だるい
・頭痛
今まで1日3食の食事が習慣になっていたのに、急に何も食べない数日間は「異常事態」体はびっくりして様々な症状を引き起こします。これは、すべて慣れていないだけの話。普段から節度のある食生活をしたり、準備期間をしっかり確保することでほとんど防げる症状ばかり。もし、断食中に不調を起こしても焦らず対処しましょう。
〇退屈感
断食をしたことがない人には、どうしてそんなに空腹に耐えられるのか疑問におもうでしょう。
実際、断食をしたことのない人は、「私、空腹に耐えられない」ときっぱり答えます。
でも、断食中に襲ってくるのは空腹ではなく退屈なんです。
お腹は空いてないけど・・・なんか食べたい。それによって退屈を紛らわしたい。そんな感情が押し寄せてきます。それによって、初めて断食をする人は、今まで空腹でなく退屈しのぎのために飲食していたかを思い知らされます!!
普段、お腹が空いてから食事をしてますか?お腹が空いていないけど時間が来たから食事をしてませんか?お腹は空いていないけど、間食していませんか?
断食をしていて、退屈を紛らわすのに、温泉、岩盤浴やヨガをお勧めしています。
断食中に体温が下がり寒いと感じる人もいます。
温泉、岩盤浴は、リラックスもできますしデトックス効果も期待できます。また、ヨガもリラックスできますしこれらは、何より気分転換になります。
ただし、温泉は高温すぎる湯に浸かるといつも以上にだるさが現れるので注意!!
〇眠気
断食中の眠気は、体が省エネモードに入ったサインです。いつもより、栄養を摂っていないからエネルギーの無駄使いをしないようにと、脳から全身につたえられます。
眠気を出して働く意欲を抑えて省エネモードに入ったって事です!
体の仕組みってすごくですよね(^_-)
眠気が出るという事は、順調に断食が出来ている証拠。かなりの高確率で表れる症状なので断食の期間中できるだけ予定を入れないで基本的に安静にしましょう。
〇頭痛
断食中に頭痛が起きおる原因は大きく分けてこの4つ
・低血糖
・薬
・カフェイン
・ミネラル不足
<低血糖>
人のエネルギー源は「糖」「ケトン体」の2種類。1日3回も糖を摂りまくっている現代人のエネルギーはほぼ「糖」です。
「ケトン体」は糖を使い切った時にエネルギー源として出てくるのですが・・・糖ばかりを使っている現代人は、糖を使い切った時の非常事態に慣れていないのです。
だから、断食によって糖を摂取しなくなって、速やかに「ケトン体」をエネルギーにするシステムスイッチが入らず、低血糖症状になり頭痛などをおこしてSOS信号を発生させます。
この頭痛は、普段からパン、麺、ご飯、甘いものなど極端に糖質を摂りすぎている人に起こりやすい傾向にあります。断食2日目の朝起きた時に頭痛があればおそらくこの頭痛です。寝ている間に低血糖状態におちいってしまうわけですね。
もし、心当たりがあるという人は準備期間を1週間くらい確保すると、かなり出現率が下がります。つまり、低血糖状態に慣れさせるってことですね!!
<薬の使い過ぎ>
どんな薬も使う事が当たり前になってしまうと禁断症状があらわれますよね。特に頭痛薬や痛み止めをいつもカバンに入れているような人は、この手の頭痛がよく現れます。
対処法としては、準備期間を1週間くらい確保し、できれば薬の量を減らしておくことです。それでも、断食中に現れた場合は・・・そもそも断食の目的の一つに「薬がいらない体をつくること」なので、できる限り我慢という事になっていしまいます。
でも・・・この頭痛は吐き気を伴うほど強い場合があります。ロキソニンなどの痛み止めの場合は特にそうです。仕事に支障がでるようなら、無理せずリタイアして回復食に入り微量の薬を飲んでください。
そして、まごわやさしい食生活を中心に1カ月ほど間隔をあけて、断食に再チャレンジです!!
そもそも、片頭痛は甘い物の過剰摂取が原因の事が多いので、まともな生活を送っていれば再チャレンジした断食は頭痛が起こっても軽い場合がほとんど!!
このたぐいの頭痛は、こうやってだんだん減らしていくのが最も自然です。完全に頭痛が起こらず3日間断食を難なくクリアできるようになると肌荒れや風邪など体のいろいろな症状が改善しているでしょう。
この手の頭痛がでた場合は、無理せず中断して、次回の断食につなげなしょう。1年かけて3日間断食をクリアするような気持で十分です。
<だるさや疲労感>
ふだんから節制のある食生活を送っていても、少ないからず断食中に自覚する症状、それがだるさや疲労感です。原因は言うまでもなく低血糖、いつもエネルギー源として使っている糖が不足しているために起こります。
ふだんの食生活がまともな人や、断食経験のある人ほど軽く、そうでない人ほど強く症状を感じる傾向にあります。対策としては、断食中は激しい運動や判断力を要する(車の運転など)用事はなるべく避け、室内でゆっくりと過ごすことが望ましいです。
断食もいろいろありますが、酵素ドリンク断食がだるさが出にくく初心者向け。
そして、だるさや疲労感は体が徐々に変化を起こしている証拠なので可能な限り我慢したいところです。
<めまいや貧血>
断食中にめまいや貧血が起こる場合は、体内の塩分濃度の低さが原因の事も。この場合、具なしの味噌汁や塩をなめることで症状が軽くなることがあります。
また、普段から糖質を摂りすぎている場合は、血液を作り出す腎臓が弱っていることから症状が起こることもあります。断食によっって腎臓の働きが鈍くなり血液を作り出せずに貧血になることがあります。
その場合は、こまめに水をとって尿量を増やし、血液中の水分循環をよくするように努めましょう。
<のどの渇き>
甘い物を食べると喉が渇きますよね。それは、血液中の糖濃度が高くなった(=血糖値が上がった)ため、それを薄めようと体が水分を欲しているのです。
しかし、血糖値が上がるのは甘い物を食べた時だけではありません。
断食中なにも食べないと、やがて腸管内の糖が無くなります。すると、体内のグルコーゲンが筋肉を分解して糖がつくられる1
体内で糖が作られるということは、血液中の糖濃度が高くなるということ。つまり、断食1~2日目に現れる喉の渇きは、腸管内に糖が無くなって体内のグリコーゲンや筋肉を分解して糖を作り始めた証拠です。
無事に断食が進んでいる証拠なので引き続き沢山お水分を摂って静かに過ごしましょう♪