事前準備
断食前は、心身の調子を整えておくことが大切です。
特に、糖質を摂っていた人は準備をしないと低血糖になり頭痛や強い吐き気が出たりと好転反応が強く出てしまいます。
断食前の食事
基本的に野菜中心の食事にして、なるべくオーガニックの上質な食材を選びましょう。また、1日1.5L以上の水を摂取するように心がけます。
把握しておく注意点
〇断食をしてはいけない人
断食は、高校生から現役世代の16~60歳ぐらいまでの健康な人。ただし、何らかの既往症を持つ場合は医師と相談してください。特に次のような疾患を経験したり、現在加療中であったりする場合には、安易にはじめてはいけない!!
医師の指導が必要と思われる方
・心筋梗塞や脳梗塞などの循環器系の疾患を経験したことのある人
・悪性腫瘍や難病
・肝硬変や活動性肝炎など
・肺や腎臓機能不全
・痩せ型糖尿病
・精神病
・妊娠中
・生理中(PMSなどの症状が重い人)
・現在、何らかの薬を服用している
・極度に痩せている人
その他にも健康に不安がある場合は自己判断をしないで必ず医師等に相談をしてから実践に移りましょう。
〇断食中は、基本的に安静に過ごします。お休みの日を使いましょう。
他人の安全に関わるようなお仕事をしている人(運転手や建築現場で働く人など)は、職務遂行中の断食には注意が必要です。
普段から糖質を多く摂っている人は、低血糖等の不調があらわれる事もあります。こうした人は休日を利用してください。
中学生以下の子供の場合は、成長のために代謝が活発となり日々多くのエネルギーを必要としています。思春期に入り自分の体の見た目を気にするお年頃ではありますが、健康なからだを作るために必要な時期です。断食は行わせないようにしましょう。
逆に、高齢者の場合は、体内の水分減少しちょっとした変化でも脱水を起こしやすくなっています。高齢者の場合にも断食を控えましょう。
断食中にやってはいけないこと
断食中は、固形物でなくても以下のようなものは摂取できません。あらかじめ心得ておきましょう
〇摂取してはいけない物
・コーヒーや紅茶、緑茶などカフェインを飲む
・清涼飲料水やゼリー、飴やガムなど砂糖や油を含む
・乳製品や豆乳
・アルコールやタバコなどの嗜好品
〇行ってはいけない事
・激しい運動
・徹夜での仕事や夜更かし
・普段行わないようなイレギュラーな事
これらは、断食中の体に大きな負担になります。
食べ物やタバコなどはせっかくの努力が水の泡となりかねません。激しい運動はや徹夜は体調を崩しかねません。
断食は、準備期間と回復時間をしっかり儲けましょう。