リーキーガット症候群って何?
腸に穴があいていて漏れ出してしまっていることです。腸もれとも言われています。
私達が食べたものは口→食道→胃を通って腸までいきます。ここから、必要な栄養を吸収して全身に運びたい。吸収は、必要な栄養素を腸の壁を通って血管に入り血液にのせて全身に運ぶ事が吸収です。
だけど、何でもかんでも吸収すればよいというものでは無い。毒素、まだ消化されていないタンパク質、悪い細菌は通しちゃダメ!ダメ!
だけど、何らかの理由で腸もれ(リーキーガット)が起こると腸の壁の隙間がスカスカになり通しちゃいけないものまで通ってしまって全身に運ばれちゃいます。全身に運ばれるから体が「異物だ!」「敵がきた!」と判断してアレルギー症状を出します。
アレルギー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などアレルギーは様々。アレルギー症状で悩んでいる人は、リーキーガット症候群も原因の1つに入れて考えて欲しいです。
では、何で腸もれ(リーキーガット)があらわれるのか。リーキーガット症候群原因は何??
●ストレス
ストレスがあると活性酸素が発生します。ストレスはイライラだけでなく、不安、心配、恐怖、責任感、プレッシャーそういうものを総合してストレスです!
活性酸素が発生した時にそれに対抗する抗酸化物質!ビタミンC、ビタミンEが足りないと体がだんだん酸化していきます(*´Д`)
この体が酸化していくの一種がこの「腸が酸化していく」って事!
腸がダメージを受けるから腸が疲弊してくる!ようは、ホースのゴムがへたった状態と考えてください。
●カビ
湿気の多い日本ではよくありがちなこと。お腹の内でカビが異常増殖している人がいます。湿気の強い所に行くと体調が悪くなる。甘い物が止められないっていう人に多いです。
そういう人は、腸の内にカビがいて、カビはどんどん侵食してニョキニョキと伸びていく性質を持っています。だからカビの根が伸びっていってだんだん腸の壁を突破してしまうΣ(・ω・ノ)ノ!ひぃぃぃぃぃぃぃぃ!!だから、カビもリーキーガットの原因の一つになります。
●加工食品や添加物
これらは、どれが、どれだけ腸にダメージを与えるかが詳しくまだ分かっていないけれど、こういったものも腸の壁を疲弊させる原因となると言われています。
腸の壁に穴が開く信じられないと思う方もいらっしゃると思います。
ヤクルトと順天堂大学が共同研究で分かった事!
糖尿病の患者さん50人中14人の血液中に腸内細菌が発見されたΣ(・ω・ノ)ノ!
何で驚くかというと、これは腸の内にいるはずの細菌が腸以外のところの血液中に見つかったという事。つまり腸の内にいた腸内細菌が腸の穴を通過してしまって血管に侵入したからってことです!!
リーキーガットをセルフチェックしてみよう。
リーキーガットは、目に見える大きな穴ではないです。自分がリーキーガットかどうかはセルフチェックで何となくリーキーガットを持っていそうだよねっていう判断です。
☐アレルギー症状が現時点である
☐小麦、酒、甘い物、乳製品が好き
☐白血球>5000、血小板>20
☐遅延フードアレルギーで陽性が多い
アレルギーは、アレルギー鼻炎、花粉症、結膜炎、アトピー性皮膚炎などを持っている人を言います。
小麦、酒、甘い物、乳製品が好きは、腸を荒らす食品と言われています。腸を疲弊させるという事!
白血球>5000、血小板>20は、血液検査の結果を見て下さい。
白血球が5000以上、血小板が20以上。この2つを満たしている人です。この数値は血液検査の日に風邪を引いていない、炎症が無い、熱がないといった健康状態でこの数値の場合に該当します。また、血小板は血液を止める性質を持っているので現時点で出血していない事が条件になります。
分子栄養学からこの数値を見るとどこかに炎症がありそうだねの数値です。
リーキーガットは、腸の壁に穴が開く!穴が開くという事は腸の壁に炎症があるという事なので、白血球が5000以上、血小板が20以上あったら腸の内が炎症しているのでは?と考えリーキーガットかもといえる。けど、これは炎症部位を特定できないので皮膚に炎症があったり他に炎症がある場合はそっちの数値が出ている可能性があります。だから、あくまでも他に炎症が無い場合に限り推測として腸の炎症でも数値は上がりますよってことです。
遅延アレルギー検査で、食べる習慣がない物、普段食べない物。全く食べた覚えがない物もたくさん陽性がついていた場合は、リーキーガットの可能性が高いとみて間違いないです。
なので、一つ一つがリーキーガットの特徴として特定するには不十分ですが、これで3つ4つ当てはまる場合はリーキーガットがある可能性が高いとみていってい良いと思います。
治すには!!
避ける>取り入れる
サプリなどを取り入れるよりも、炎症を起こすものを避ける。取り込まないが、お金も時間もかからない方法。
避けるもの・・・小麦(グルテンが腸に穴を開ける)、酒、乳製品(カゼインがアレルギーを起こしやすい)、甘い物
ここで注意!!
ストレスでリーキーガットになるとお伝えしました。これらを取り除くことでストレスに感じて活性酸素が出てきてまたリーキーガットになることがあります。
これは、禁止するほどうまくいきません。今までよりも減らすだけで、少し体は変わります。完全に禁止せずに、少しずつ変えていくようにすることが成功のカギ。
小麦を米に変えるけれど、たまにはパンを楽しむ。乳製品を、豆乳やオーツミルクに変えるがたまには乳製品を楽しむといった感じですね。
これらを、避けたうえでの取り入れる!!
健康番組を見て、これが良いと言われるとスーパーから品物が無くなりますが、取り入れて劇的に変わった人はいないと思います。なんで???それは、避けるが出来ていないから!!避けるをしないで取り入れているから効果がない。
避けるが出来てから、取り入れましょう。
何を取り入れ????
・食物繊維
食物繊維というのは、腸の内の菌のえさです。ちなみに悪玉菌のえさは、小麦や砂糖などになります。だから、何を食べるかによって善玉菌が増えるのか、悪玉菌が増えるのかが決まる。
・発酵食品
これも、食物繊維と同じで、善玉菌緒エサになります。ただし、発酵食品の場合は、SIBO(シーボ:小腸内で細菌が異常発生している状態)が現時点である人は、発酵食品を食べた後にすぐに調子が悪くなる場合があります。
例えば、納豆!納豆は健康食品だと誰もが疑わない健康食品。だけど、納豆を食べた後に調子が悪くなる人がいます。納豆やキムチを食べた後にお腹が張るという人は現時点でSIBOがある可能性が高いです。
SIBOがある場合は、腸内環境が良くなって来ると前は、発酵食品を食べると調子が悪かったけれど、最近は調子が悪くならないということが起きます。SIBOがあるから発酵食品を一生食べられないのではなくて、現時点では食べない方がいいよということなので、良くなってから発酵食品を取り入れるとよいです。
・タンパク質
人は、タンパク質のかたまりみたいなもの。筋肉、皮膚も髪の毛もホルモンも細胞も全部がたんぱく質でできている。
小麦、酒、甘い物をやめると糖質が減ります。糖質が減る分タンパク質を摂っていかないと筋肉を削ってエネルギーにしてしまう。筋肉が落ちちゃうからタンパク質は、必ず減らさない!!
とはいえ、糖質も大事!リーキーガットの原因にならない糖質って何???
米や芋です!
糖質制限は、糖の量では無くて、糖の質の制限をすると考えてください。
日本古来の食事「まごわやさしい」を取り入れる事をおすすめします。
食物繊維は、水溶性食物繊維の方を多く摂った方がいいです。海藻をお腹いっぱい食べましたか?
おそらく、そんなにたくさんの海藻を食べていないと思います。海藻サラダなどたっぷりの海藻を食べてみてください。
まごわやさしいのとり方のポイント
すべてを一度に取ろうとしなくていいです。
2種類を選びたっぷり摂ってみてください。翌日の調子を見て個の食材を食べると調子が良い、悪いが分かりやすいし、2種類ならば続きやすい。
日替わりで2種類を試してみてください。