子午流注(しごるちゅう)「子の刻」
東洋医学に時間と体の関わりを表したもので「子午流注」があります。
子午流注は、1日を2時間区切りに分けて、その2時間を一つの臓器が担当している。そして、各内臓が担当する時間に内臓を休ませると健康でいられるという考え。
今日は「子の刻」
中国では「子の刻の睡眠を放棄するくらいなら一度の食事を放棄した方がずっとよい」といった意味のことわざがあるくらい子の刻の睡眠は重要視しているそうです。
子の刻は、23時~1時です。
子午流注だと、胆汁の生成・分泌など新陳代謝が最も盛んな時間です!!
子の刻は、通常眠りが最も深くなり、体のさまざまなところを修復する成長ホルモンが多く分泌されているので、この時間にしっかり寝ていると、翌朝は頭もスッキリと目覚める事ができ元気につながるという事なんです。
逆に、この時間まで起きていることが多いと肝臓や胆嚢の病気にかかりやすかったり、胆石などもできやすい。さらに、胆が司ると言われている思考力や決断力も鈍ってくると言われています。
決断ごとの前日は23時までに布団に入り、しっかり睡眠をとる用に心がけるといいですね(^_-)
子の刻は陰氣が最も盛んで人体の気血陰陽の転換点だから身体を休めて睡眠をとる事は健康と美容を保つ上で非常に大きな意味があるということです。
子の刻は、ニュースの時間だったり、自分の時間だったりで寝る時間にあてていない方は多いですが、こんなに大事な時間ならば寝ようと思いますよね。
子の刻に少しずつ体のリズムを合わせていきたいですね。