野菜、果物を摂取する理由のひとつに、色を摂るという考え方があります。
いろいろな色を積極的に摂りましょうということ♪
例えば、深緑色というのは、ほうれん草、小松菜、ブロッコリーなどで、葉酸やビタミンKが豊富でクロロフィルという葉緑素が入っているので緑色をしています。さまざまな栄養成分が入っている指標になります。
赤やオレンジは、ビタミンAの含有量が豊富!!
紫色は、なす、ブルーベリー、ぶどうです。全体的に紫色が不足しがちなのが、紫色です。
大体1日にどのくらい摂ったらよいのかな????
果物であれば、自分の握りこぶしの大きさを1つ分として1~2個分
野菜に関してはこぶし2~3個分とる事が推奨されていますが、野菜や果物をほんのちょっとの量。1日400~600g摂ることによってガン発生率が圧倒的に下がる事が分かってます。
植物性をとる事で何でリスクが下がるのかは、ポリフェノールなどの抗炎症作用や抗酸化作用を示す植物栄養素の影響が非常に大きいと言われています。
植物栄養素は、食事でとる事で食事の中に含まれている毒性の物質、毒素を排出してくれたり相殺してくれる作用があります。
現代人は、毒性のある食事をしない事が非常に難しいです。野菜果物を摂取することによってこういったものの暴露を少なくすることができる。
食品には、さまざまな活性成分が入っているけれど野菜果物の中にはどんなものが入っているかというのは、残念ながら正確にいうことができないんです。なぜなら、その数約2万5千以上の化学物質が含まれているので、ひとつひとつこれが入ってるということが出来ないそうです。
そのため、食物を全体的に食べたときに総合的に入っているという事になります。
これらの、植物の多くのものが抗炎症作用、抗酸化作用を持っています。
例えば、フラボノイド、アントシアニン、イソフラボン、カロテノイドなどさまざまな有名な抗酸化物質があり、これらを、植物栄養素といいます。
植物栄養素がどれくらい入っているかを見る指標があります。
植物栄養素指数:ファイトケミカルインデックス(PI)
野菜果物だけでなく、豆類、大豆製品、ワイン、ビール、ナッツなどに植物栄養素が含まれています。
でも、精製された油や砂糖、穀物、ジャガイモ、アルコール度数の高いお酒、動物性たんぱく質はファイトケミカルインデックスの低い食品として扱われています。
ファイトケミカルインデックスの高い食事を摂るとどうなるか?
肥満や血液中の酸化ストレスが非常に低くなる。
ファイトケミカルインデックスが高ければ高いほど血圧、高脂血症の問題が改善されるし、ほとんどの食品が乳がんのリスクを低下する。
ファイトケミカルには、色そのものが抗酸化物質でカラフルな色素が含まれている。
緑・・・クロロフィル
オレンジ・・・ベータカロチン
紫・・・アントシアニン、フラボノイド
野菜果物の色が疾患の予防に繋がる。
例えば、赤、紫の野菜果物を摂れば摂る程、体脂肪率が低くなる。
それから、黄色、緑、白は、リンゴ、梨(実を含みます)。この色を摂ると脂質の代謝がよくなる。りんご、梨などの白い果物を1日25gとることで脳卒中のリスクが低くなる。
濃いオレンジの野菜果物が25g以上の摂取で増えるごとに心臓病のリスクが下がる。
このように色は、人間の身体にとって非常に重要な物質なんです。
βカロテンなんかはサプリメントも売っていますが、こういった栄養素を単体で摂ればいいかというと、そうでなくて必ず一物全体で野菜果物の形でとる必要がある。
植物栄養素の単体の健康効果は分かっているけれど、実際に野菜果物の健康効果を決めているのはそういった植物栄養素の相互作用もあるから単体の栄養素のサプリを摂って健康にいいよというのは疑問。
サプリメントも総合的に摂れて身体づくりのサポートをしてくれるそして成分など作り方がしっかりしている物を選びたい!
また、やっぱり人には作り出せないような物質の含有量や組み合わせというのが野菜果物(食品)の中には入っているから一物全体で食べる事は大事!
普段の生活のなかで、一昨日や昨日の食事はどんな物食べたかな??
と、思い出して何色を食べていないから今日は何色を食べようといったように食事をしていくと様々な色が取り入れられるし栄養素も取り入れられる。また、ポリフェノールは善玉菌のエサになるので腸内環境が整えるという上でもさまざまな色素をとる事が非常に重要になってくるよーというお話でした♪