子午流注(しごるちゅう)の脾臓の時間は、AM9:00~AM11:00
脾臓は、気血を生み出す源!冷たい物はNGです。
この時間帯は、朝食の栄養を全身に行き渡らせます。
そして、気血水の生産が活発になる時間!!
「脾」は、消化、吸収、排泄すべてをコントロールし全身に気血を巡らせる臓器。
この時間帯には、ゆっくりと多めの水分を摂るように心がけましょう。また「脾」は、水分の停滞による湿を生じやすいため、特にこの時間に冷たい物を摂り過ぎたり、脾の働きを悪くしないような注意が必要です。
この気血が一番養われる時間帯には、仕事や勉強などに集中するには良い時間と言われています。
そして、この時間帯に脾の経穴を刺激するような適度な運動をすると新陳代謝が促されるので、ダイエットには最適な時間帯と言われています。
また、思い悩みクヨクヨしてしまう性格の人は、漢方的に捉えると「脾」に不調が現れやすくなります。そういう傾向のある場合におすすめなのが「丹田呼吸法」。「黄帝内経」によると、気は約30分で体を一周するといわれてますので9:00~11:00の巳の刻にこの「丹田呼吸法」を行う事をおすすめします。日課に取り入れると自律神経が整ってきます。
【丹田呼吸法】
丹田とは、気が集まる場所といわれていて、臍の数センチ下の下腹部にあります。
丹田呼吸法は副交感神経が刺激され、ストレスの緩和にも繋がります。
①軽くあぐらをかいて床に座るor椅子に座る。
②背筋を伸ばして、軽く目を閉じ右手又は両手を丹田(下腹部)に置きます。
③丹田に意識を集中させて、身体の中にある空気をすべて口から吐き出します。
④その後、鼻から空気を吸い、少し長めに口から吐きます。
ゆっくり行う事がポイント!息を吸ったときお腹がふくらみ、吐いた時にお腹がへこんだ状態になるようにしましょう。これを10回繰り返し、慣れてきたら息を吐く時間をどんどん長くしていきましょう。いつでもどこでも「スー、ハ―」とやって身につくと、いざ非常事態や緊張場面でパニックになった時に「丹田呼吸法」は心を落ち着かせてくれるのに役立ちます。