オートミールの期待できる事って何?
誰にでも体に良い働きをしてくれるの?
納豆の時にもお話しましたが、食事は合う合わないがあります。また、今の状態だとこのくらいの量がいいとか、食べない方がいいとかもありますよね。
答えは自分の体にある!
だから、体と相談して食べていく習慣をつけて欲しいです。
オートミールも体に良さそうな魅力がいっぱいの食品のイメージがありますよね。
では、オートミールに期待できる事って何だろう???
オートミール100g中に、炭水化物69g(内9g食物繊維)
内9gの食物繊維というのは炭水化物は糖質だけでなく食物繊維も含まれます。
つまり・・・炭水化物=糖質+食物繊維
だから、炭水化物69g中に食物繊維が9g入ってますよ。
って、ことになります。
これが、玄米の3倍あると言われているオートミール!
オートミールに期待できる事は、ここ!!
ビタミンB1、鉄ももちろん入っているけれど・・・
ビタミンB群不足、鉄不足の症状があって日常生活に支障が出ている人にとっては、オートミールだけでビタミンB群や鉄を充分に補えない😞
いつもの食事より少々ボリュームがあるといった感じ。
なので、症状がひどい人が体質改善目的に食べるは、時間がかかり効率が悪い。
早く元気になりたい!!
病気の人、症状がある人は、「早く、元気になりたい」を優先に願いますから、サプリを使って早く改善させた方がいいです。
体調が良くなってきてサプリを卒業して食事で栄養を摂取できるように切り替えていきたいという時にオートミールを使うのはいいと思います。
でも、体調が悪い間はサプリでビタミン、ミネラルを補っていた方が効率的だと思います。
そして、オートミールの食物繊維は、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれています。
この2種類の食物繊維のメリットは?
不溶性食物繊維・・・これ自体が便のかさ増しになります。なので、しっかり大きい便が出ます。
水溶性食物繊維・・・硬い便を柔らかくしてくれる働き、水溶性食物繊維自体が善玉菌のエサになってくれる。便秘で悪玉菌が多い人は、この水溶性食物繊維の方が多く必要な場合があります。
不溶性食物繊維が多く入っている食品の方が多く存在している中、どちらの食物繊維も豊富に入っている食品は少ないです。
オートミールの優秀なところ言えますね(^_-)-☆
オートミールをダイエットに使う人も多いです。
それは、単にオートミールには糖質が少ないという理由。
1食・・・30gで糖質が17g
1食・・・白米150g糖質53g
だから、白米に比べてオートミールは低糖質である=糖質制効果がある。
という考えからダイエットに使われています。
だけど・・・・
体質改善の本質は、食べたものじゃなくて「食べたい物」が大事である!
例えば
お菓子を1週間めちゃくちゃ我慢しています(>_<)
我慢している=食べていない!!
1週間食べていないけど・・・
食べたいか食べたくないかでみたら
めちゃくちゃ食べたい!体は、1週間食べたがっていたことになります。
食べたいという意志は、体が甘い物を入れて欲しいという欲求。
この欲求があったという事は、ビタミンやミネラルが不足していたり、ストレスがすごく強いからストレスを緩和したいから甘い物をたくさん体にとらせようとしている。
だから、食べたか、食べないかよりも食べたいか食べたくないかということの方が今の体の状態を知ることになります。
1日の糖質の量は、人それぞれ必要量が違ってきますが、だいたい、1日1800~2000㎉を糖質、脂質、タンパク質から摂取しないといけないと言われています。
このうち、糖質からとるカロリーは、だいたい150~200gくらいと言われています。
このくらい食べても眠くなったり、だるくなったり、太ったりしないのが理想。
この量で、太る人は・・・
糖質が悪いのではなくて、糖質を代謝できない体になっている事が問題!
こういう人が、糖質制限をし続けると・・・・
確かに体重が減って喜ぶけれど・・・それで、続けていると・・・毎日の必要な糖質が足りな過ぎて、ずーーーーーーーーーっとエネルギー不足が毎日かさなっていく。
調達すべきエネルギーが入ってこない事を繰り返すことで、体は1日に必要なエネルギーが入ってこない体なんだと認識して、体の機能を落として生きていこうと努力する。
そうすると1年とか2年かけて甲状腺機能が落ちてくるようになります。
お落ちてくるというと悪い事が起きているように思うけれど・・・カラダ目線でいうとエネルギーが調達できないから機能を落として節電モードに入りましたよってことになります。
なので、糖質制限を長くやっていて甲状腺機能低下になって、冷え、抜け毛が起きたり、元気が無くなったり、はきが無くなったりすると・・・体をもとに戻すのは、かなり大変になってきます。
だから、1日に消費できる量の糖質はとって、それを代謝できる体を作っていくということが大事!!
1日に必要な糖質量に満たない糖質をとって動けるっていうのは、短期的は良くても長期的は危ない事を知っておきましょう。
※糖質が悪いのではなく、糖質を欲しがるようになっている原因が悪い!これを知ることが何より大事です。
しかも、オートミールには水溶性食物繊維が多くて、水溶性食物繊維はゆっくりお腹の中を移動する腹持ちが良いとされていますが、腹持ちが良いのは食物繊維の事であって糖質の事ではない!
体が欲しいのは、150g~200gの糖質であってほかの栄養素ではない!
いくら満腹感を与えてごまかそうと他の栄養素をとっても・・・それは、糖質ではないから体は欲求を止めません。
体が求めている栄養素をとる事が大事で、その栄養素をしっかり使える体である事が必要!
一番簡単なオートミールの食べ方は、お米と一緒に炊飯する方法かなと思います。
〇お米100g+オートミール75g+お水450㏄
〇お米150g+オートミール150g+お水300㏄
注意点
1.オートミールだけ食べるはNG
タンパク質不足になっちゃう。体のほとんどがタンパク質できているのでタンパク質不足は危険!オートミールだけしか食べないって極端な事をしちゃうとタンパク質不足になってしまう(T_T)
だから、他の主食とローテーションで摂りましょう。
同じものを食べ続けると腸内細菌が飽きてきてしまい腸内バランスが崩れちゃう😱
オートミールは、主食の一つの選択肢と捉えてください。
ご飯、玄米などそれぞれ入っている成分が違うから、もち麦とかいろいろな主食源をとると良いです。
グルテンで炎症が起きない人は、パンや麺も美味しく楽しく主食として頂いてOKですよ。
2.牛乳に気を付けて
牛乳をかけたり、牛乳で煮たりして食べている人も多いと思います。
腸内環境的に牛乳に注意が必要な人もいます。
一つは、牛乳に含まれる乳糖。この乳糖を分解できない日本人は結構います。
分解できない人の特徴として、牛乳を飲むとお腹をくだす!といった症状が出ます。
これは、分解できなかった乳糖が腸の負担になっている証拠。
二つ目は、カゼインはアレルギー症状を引き起こしやすい成分です。なので花粉症やアトピーなど何らかのアレルギー症状を持っている人は、牛乳に含まれるカゼインが原因でアレルギー症状を引き起こしている場合があるから、牛乳を使わないでオートミールを食べるといいです。
牛乳で症状も無ければ、美味しく頂くといいですが、低温殺菌乳でタンパク質が変性していない物を摂るようにしましょう。
更に、牛乳はカルシウムとマグネシウムのバランスが10:1の割合で入っています。カルシウムが過剰に含まれている所が問題!
カルシウムとマグネシウムは筋肉の張りを調整し合っています。カルシウムは、筋肉を緊張させマグネシウムは筋肉を緩ませる。
マグネシウムを日ごろから摂取していてもカルシウの方が多く摂取しているなら筋肉は張ってしまいます。
子宮の筋肉の緊張=生理痛
頭の筋肉の緊張=頭痛
肩の筋肉の緊張=超慢性の肩こり
目の筋肉の緊張=目のピクピク(けいれん)
ふくらはぎなどの筋肉の緊張=こむら返り
カルシウムの過剰摂取は、このような症状が出ます。
毎日のように牛乳を使ってオートミールを摂り続けていると、自然にカルシウム過多になるってことです。
3.SIBO(シーボ)
SIBOは、大腸にたくさんいる菌が、逆流して菌が小腸で炎症を起こしてることを言います。
SIBOの方は、体に良いっと言われるものでお腹が張ってしまうので、気づきにくい。気づかずに体に良かれと思って、一生懸命に食べている場合があります。
なので、体に良いとされる食品を食べてお腹が張らないかを観察して、体の求めている食品を取り入れましょう。