朝からしっかり食べる人、全く食べてない人、簡単にシリアル,スムージー,サプリなどで済ませる人がいらっしゃると思います。
それが、本当に健康によいかは、人それぞれの体質によります。
低血糖の人が朝食を抜くのは自殺行為ですし、消化力の無い人が玄米食で調子が悪いって事もありますよね。
低血糖の人が多いので、低血糖の人にスポットをあててお話します。
朝食を食べるという事は、1日血糖値を安定させる効果があります。
1日ですから、日中の起きている時間だけでなく夜間の寝ている間に起きる夜間低血糖も防ぐ力があるという事。
寝る前の蜂蜜を試してみて夜間低血糖の改善が見られない人は、蜂蜜にくわえて朝食のとり方を変えると夜間低血糖がくなる可能性があります。
血糖値を気にしている人は、朝から血糖値を上昇させて大丈夫なのか不安に感じる人もいらっしゃると思いまうす。
ここで、血糖値について知っておきたい!!
そもそも、血糖値は上がること自体が生きるために、めちゃくちゃ大事なことでむしろ、血糖値が上がらない事が問題。
血糖値が上がらない、急激に血糖値が上がった後に急激に下がって低血糖になるとか、上がった血糖値が2時間経っても3時間経っても下がらないというのが問題!!
だから、血糖値が上がること自体は生きるために必須なんです。
そのため、朝、昼、夜のご飯でしっかり血糖値を上げておくべき時に上げないがために変な時間に甘い物が欲しくなるみたいな人も多いです。
朝食をとる事で甘い物を欲しいという欲求が抑えられる事もあります。なので、甘い物がやめられないという方は、朝食をとることが非常に大事になります。
あと、朝食をとることについて長い空腹時間を設けた方がいいんじゃないのっていう人もいらっしゃいます。朝食を抜くことでオートファジーなどが働いたり、脂肪が燃焼したりするっていうのは確かにあります。長い空腹時間のメリットはここですよね。
ただ、長い空腹時間のメリットを受け取れる方は、長い空腹時間があった時に低血糖にならない方です。
つまり、血糖コントロールする力が高い人ということです。
1食抜いたくらいで血糖値が70を割ってしまう低血糖体質の方は長時間の空腹時間を置くことのメリットを受け取る前に、低血糖状態になってしまうデメリットを受け取ってしまう。
低血糖って、体にすごくストレスで交感神経が優位になってアドレナリンがでます。なので、メリットを受け取る前にデメリットを受け取ってしまう。
低血糖体質をよくするためにも血糖値を朝食で安定させていきましょうということです。
血糖値が現時点で安定していないという人は朝食をしっかり摂って頂きたいです。
では、低血糖の人は朝食に何を選べばいいのかな???
今現在、健康で何の問題もない。この状態をキープする人と、症状があり改善をして健康な体を作っていかなければならない人とでは食べて良いもが異なります。
改善が必要な人には、負担がかかるものをご紹介します。
〇玄米、卵、具だくさん味噌汁、スムージー、亜麻仁油をかけたサラダみたいな朝食。
すごく、頑張っている食事内容。でも・・・すごく頑張り過ぎている事が問題。
こういう食事を摂っている方はおそらく昼も夜も頑張った食事で間食も砂糖を使わないお菓子とかを自作で作っていたり、子育て、仕事も頑張ったりする傾向にあると思います。
頑張り過ぎの何が悪いの???って思う方もいらっしゃると思います。
体質改善は、食事、運動、睡眠だけでなくメンタルも大きく関わってきます。
栄養的に正しい事をしていても、メンタルの問題が体質改善の足を引っ張っていることもあります。意外とメンタルが問題で改善出来ていない人は多いです。
完璧主義が前面に出ていると・・・・どんなにバランスの良い食事内容だとしても、残念ながら栄養は、ダダ漏れになってしまい結局のところ慢性症状を改善するための栄養は残らない。必要なホルモンを作ったり、ヘモグロビンを作ったりしないといけない栄養が残らないってことになります。
なので、まずは栄養をたくさん取り入れるよりも、取り入れた栄養素を漏れ出さないように防ぐことが大事!
栄養を取り込める体にしていく事で体質改善が前進でいきるってわけです。
だから、すごくバランスがとれた食生活をしているのに改善されてない方は、まず頑張り過ぎていることがストレスに感じていないか、自分と向き合う事が大事ですし、栄養が吸収させられるように咀嚼を最低47回して胃腸の負担を無くすことも大事です。
〇玄米、卵といった消化に負担がかかる食材に注意が必要。
慢性症状を抱えている方の8割9割が胃腸が万全に働いていない傾向にあります。
胃腸の調子がよくないという人にとって、玄米、ゆで卵って辛いものなんです。栄養学では100点満点な食材ですが、玄米に入っている食物繊維って結構キツイ。食物繊維だから体の中で処理できなかったり、ゆでたまごもタンパク質がメインに入っている物だからタンパク質の消化する場所は胃です。胃が元気でないと結構、朝から卵ってしんどい。
玄米やゆで卵とかを食べると調子が悪くなるから食べないんですって方は、気づいているから、まだいいのですが・・・いろんな情報をみて玄米や卵が体に良いって思い込んで食べて調子が悪い事に気づかないで消化不良を起こしたりして体にエラーが出てる人が注意!
ます。
玄米、ゆで卵をやめてみて調子がよいとなれば胃の回復をしてから取り入れましょう。
〇プロテインのみ、サプリのみの朝食
朝食をなぜとるかは、血糖値を上げるためでしたね。
血糖値を上げてくれるメインの栄養素は「糖質」です。
タンパク質、ビタミン、ミネラルのサプリのみをとった時は、血糖値はそんなにあがらないので、大事な1日の血糖値を安定させるっていう効果がタンパク質のみサプリのみ取った時は発揮されないです。
そもそも、主食をとった時にしか発揮されないからタンパク質のみ、ミネラルのみの食事はお勧めできないです。
また、胃の調子が悪い人はタンパク質の分解が苦手ですからプロテインを分解することがすごく負担になってると考えられます。
負担になっていることに気づいていない方も多いので、胃腸に負担がかかる事をいったん中止して確かめてみると分かります。
すごく胃が軽く感じるなど楽に感じるのであれば、胃が回復するまでは負担を少なくしてあげる必要がありますし、何も変わらなければ元の食事に戻して大丈夫です。
ただ、プロテインだけにしたら食欲が落ち着いてきたって方がいます。体の声を聴けば私はプロテインのみの朝食が調子がいい体質であると思っちゃいますよね。
でも、この理由は2つあります。
この、血糖値を上げるべきところでしっかり上げたら身体が満足感を得られるようになって変な時間に間食がいらなくなったパターン。
これは、素晴らしいパターンですね。
でも・・・もう一つのパターンは、胃が元気でなくて現時点でタンパク質をたくさん消化できないような時にプロテインを朝からごくごく飲んで消化不良をおこしてしまう。この、消化不良症状の一つとして食欲不振が起こっていると、なんとなく食欲が収まったように感じちゃってる。
これは、食欲が落ち着いたのではなくて胃腸が負担になっているサインってことになります。
なので、プロテインだけで食欲が抑えられてる人は注意して、主食もとってほしいです。また、プロテインは液体で胃に留まる時間が少ないです。そのため、胃酸で分解しきれないという事になりかねません。食事の後にプロテインを飲んだ方が胃腸に負担がかかりません。
〇朝食を抜く
夜間低血糖があったりすると朝お腹が空かなかったりするし、胃腸の症状がある方も朝はなんかたくさん食べられない。だから、食べない方が軽くて調子がいいという方もいるのですが・・・いきなり食事するとしんどい場合は無理して摂らなくてもいいけれど、問題なのは朝お腹が空いているけれどいきなり朝から主食をとると太るような気がするから、午前中ねむくなるから、足がむくむからといった理由で朝食べない人が問題。
こういう方は、糖質が問題では無いです!!
糖質の代謝能力が低い事が問題!!
糖質代謝能力は、糖質をエネルギーに変える力の事です。
普通の量の糖質を食べて眠くなるとか体が重くなるとか体重が増えるとかは、糖質が良くないのではなくて糖質をエネルギーに変える力が弱ってるだけ!
だから、糖質を朝に抜いて糖質を入れない事を続ければ糖質を代謝する力が弱くなってくるので少ない糖質でエラーが起こりやすくなります。
少しの糖質で眠くなったり、むくみが出たり体重が増えたりするようになると・・・糖質をとる事がこわくなって余計に糖質を食べないようにする人が大半です。朝も昼も夜も主食無しでおかずを食べるなんて人もいます。
糖質っていうのは主要エネルギー源ですから、エネルギーが入ってこなければ少ない量のエネルギーの中でやりくりしないといけません。毎日、家事、育児、仕事などやらないといけないので体としては、少ない量入ってきた貴重なエネルギー源を効率的に活用していくしか方法がありません。
こうやって節電モードに入ると、甲状腺機能を落としてしまう事につながります。
主食を抜いている方は、甲状腺に異常がある方が多く見られることも事実。
現時点でお腹が空いているけど食べられないならしょうがないけれど・・・本当はお腹が空いているけど、糖質が怖くて食べられないという方は少しずつでいいから糖質の代謝能力を取り戻していく事が必要です。
最初は、ご飯と味噌汁からスタートしてみるといいですね。ご飯と味噌汁からもタンパク質が少なからずとれます。そして、納豆、魚など食べやすい物を食べて、胃が疲れないかな?眠くならいないか?など体の声と共に調整していき最終的に、ご飯、みそ汁、卵やお肉なんかが食べられるようになることが目標です。