もうすぐ梅雨が明けます。
今も蒸し暑く、熱中症に注意は必要だけど・・・梅雨明けからの暑さは半端ない!!
ここで、猛暑に負けないための3つの栄養素の話をしますね(*^▽^*)
今日のお話は、即効性のあるものではなく この梅雨時期から栄養を補給して猛暑に備える方法です!夏バテ予防の方法として捉えてください。
1.カリウム
カリウムは、ミネラルの一種です。同じくミネラルである「ナトリウム」とすごく仲良し(*^^*)
カリウムは、細胞の中に多く含んでいて、ナトリウムは細胞の外に多く存在しています。
この2人が連携を取り合って細胞の中の水分量をキープしています♪
カリウムはとナトリウムは汗と一緒に外に出ていく性質を持っています。だから、夏に沢山の汗をかくとカリウムとナトリウム不足が起こってきます。
そうすると、細胞の中の水分がキープできなくなるので細胞の中で脱水がはじまります。
細胞の中で何が起きちゃうの?????
細胞の中にはミトコンドリアがあるけれど、細胞の中が脱水になる事によってミトコンドリアの機能が低下してエネルギー不足になります。
ミトコンドリアの働き・・・車が、ガソリンがないと動けないのと同じで人も、これがないと動けないというものが存在しています。人を動かすエネルギーを「ATP」と、いいます。
ATPを私達は、三大栄養素(糖質、脂質、タンパク質)を素に作っています。
ATPの約9割つくる工場が「ミトコンドリア」です。
細胞の中にあるミトコンドリアが常にATPを生産していないと私達は、話す、走る、ホルモンを作ったり、筋肉を動かしたりといった全ての生命活動が滞ってしまいます😱
とにかく、夏バテを起こさないためにはATP不足にならない事が非常に大事です!!
汗が出る→カリウムとナトリウムが体の外に出る→細胞が脱水する→ミトコンドリア機能低下→ATPの生産減少→夏バテになる😢
カリウムを不足したくないので、汗をかいた分は補うのは当然ですが・・・そもそも、汗をかく前から補給することが大事!!
カリウムを多く含む食材は、バナナ、オレンジ、アボカドに多く含まれています。
汗をかく季節に収穫を迎える食べ物は、カリウムを多く含む食材ですから、夏野菜や果物に助けてもらうといいですね(*^▽^*)
2.マグネシウム
マグネシウムも、ミネラルの一種です。マグネシウムはカルシウムと連携をとりあっている仲良しさん。
マグネシウムは、カルシウムと連携を取り合って筋肉の張りを保っています。
マグネシウムは、筋肉を緩める働き
カルシウムは、筋肉を緊張させる働き。
私達の筋肉が柔らかく張りと弾力がある柔軟を保てるのはマグネシウムとカルシウムがバランスよく摂れている証拠。
実は、このマグネシウムも汗で排出されてしまいます。汗でマグネシウムが流れ出ると体内ではカルシウムが多くなります。
筋肉を緊張させるカルシウムが多くなるので筋肉が張ってきます。
なので、夏バテの症状に「こむら返り」「痙攣」があります。これはマグネシウム不足によるもの。だから、普段からマグネシウムが不足しないように補給しておくことが大事になります。
なんと!マグネシウムはATP生産工場のミトコンドリア内で働く従業員でもあります。
マグネシウムは、筋肉を緩ませたり、ATPをつくる従業員だったり、体内のいろんな所でいろんな働きをする人気者なんです。
だから、マグネシウム不足になると筋肉が張ってきたり、こむら返りの症状が出るしATPは作られないし・・・とっても危険の状況になります。
だから、しっかり補給をしましょう♪
マグネシウムは、海のものも多く含まれます。海藻、天然塩、貝などなど
そして、芋などの野菜にも含まれているので、普段から「まごわやさしい」の食事を摂っていればマグネシウム不足は防げますね。
普段からマグネシウム不足が起こっている人の症状
頭痛、こむら返り、まぶたの痙攣、生理痛、マッサージをしても1日もたない程の慢性肩凝り
これらに該当するならば普段からマグネシウム不足があると推測されます。これから、夏で汗をたくさん出ることで、さらにマグネシウム不足なりやすいから注意が必要。
また、腸内環境が整っていなければ、どんなに口から摂取したとしても吸収されず便として排出されてしまいます。なので、腸内環境を整える事が第一になりますね(‘◇’)ゞ
腸内環境が良いくない場合は、エプソムソルトを使ってマグネシウムを皮膚から吸収させる方法をとりましょう。経皮吸収であれば腸を通らないから効率的マグネシウムが補給できます。
3.タンパク質
タンパク質不足は、血管の中で良くない事が起きます。
血液検査で総蛋白の項目があるように、血管の中にタンパク質は含まれています。
血管内のタンパク質は、常に一定の濃度に保たれています。だから、タンパク質不足になれば血管内のたんぱく質も少なくなる。
血管内のタンパク質不足であっても、血管内のタンパク質濃度を一定に保つために血管内の水分を血管外に出します。これによって、タンパク質不足の状況でも血管内のタンパク質濃度を一定に保つことができる。
でも・・・・
血管外に水分が出たことにより「むくみ」が起こります。
以外に、たんぱく質不足からむくんでいる方は多いです!
むくみがあって運動をするけど運動直後は、調子が良いが、すぐにもどる人は、もしかしたら低たんぱくでむくんでいるかもしれません。
ただでさえ、夏で汗が出て水分が不足するのに、タンパク質不足で血管内の水分も不足すると血管内の血液が濃くドロドロ血液になります。血液の流れが悪くなって細胞に水、酸素、栄養が届けにくくなる。
細胞の中に酸素が届けられにくくなれば・・・ミトコンドリアは、酸素がたくさん必要とするけど酸欠のためにATPの生産が落ちてしまいます。
なので、タンパク質不足の人も夏バテを起こしやすいという事になります。
血管内の脱水があるかどうかは血液検査である程度推測できる。
総蛋白(TP)>7.5以上
赤血球数(RBC)>450以上
上記の数値であればタンパク質不足、脱水であると考えられます。
タンパク質不足だからといってプロテインをがぶ飲みするのはNG。
タンパク質のとり方のコツは、他のブログにあるので参考にしてみてください。
猛暑に負けないために今から「まごわやさしい」の食事をしましょう♪(*^▽^*)